神奈川県川崎市にある夢見ヶ崎動物公園に行って来ました!
<概要> 夢見ヶ崎動物公園は、小高い山の山頂付近にある動物園で眺望も良く、天気が良ければ富士山も見る事ができます。たくさんの桜の木や綺麗な花々に囲まれた、とても居心地の良いこの動物園はなんと入園料が無料。お話を伺った来園者の方は「毎日来てるよ~」とおっしゃっていたのですが、なるほど納得です。
それでは、山の麓付近からご紹介して参りましょう。
動物公園は小高い山の山頂一帯にあります。麓から動物公園の入口までは400mほど登り坂が続きます。1枚目の写真は、途中で坂下方向を振り返って撮影したものです。桜がとても綺麗です。ゆっくりのぼる事5~6分ほどで動物公園の入口に到着しました。
動物公園入口のすぐ横に駐車場(19台分)があります。駐車場の開場時間は9:00~16:30です。週末や休日は、かなりの確率で満車になりますので、事前にコインパーキングの場所をチェックされた方が良いと思います。なお、駐車場付近から管理棟(後述)方面へは、もう少しだけ登り坂が続きます。坂の途中に自販機がありました。
駐車場のすぐ上は広場になっています。ちなみに夢見ヶ崎動物公園は古墳遺跡がある事でも有名です。戦没者慰霊塔も建てられています。広場の脇には多目的トイレが設置されています。ネコちゃんもたくさんいます。
桜の木がとても多いです。満開の時期に合わせて来る事ができれば最高ですね。桜の木を上から眺められる展望台もありました。撮影当日は近くの小学校の方が手入れをされた花壇の花々がとても綺麗でした。
それでは本題の動物園へ参りましょう。(園内マップはこちら)
広場と動物園の間には入園ゲートなども無いので出入りは自由にできます。
広場から動物園エリアに向かって歩いていると、途中にトイレがありました。トイレは全部で4か所あるようです。
動物園エリアに入って最初に迎えてくれるのは、ワタボウシパンシェ(ワタボウシタマリン)とコモンマーモセットという小型の霊長目です。現在は飼育舎に透明のカバープレートが設置されている為、反射して上手く撮影できませんでした。(ワタボウシパンシェの画像は画像サイトから取得したものです)
小型のおサルさんたちの次は、3頭のレッサーパンダ(アンちゃん・ファファ君・ケイコちゃん)が迎えてくれました。レッサーパンダ舎は屋外だけでなく、屋内も観察できるようにガラス張りになっています。
レッサーパンダ舎の向かいには管理棟があります。自転車で来園される場合には、この管理棟の前に停める事ができます。(駐車場付近から管理棟までの間も登り坂になっています)
管理棟にはトイレ、授乳スペース、おむつ替え台、自販機、簡単な資料展示などがあります。
レッサーパンダ舎を過ぎると、いきなり大きな岩山が現れます。ここにいるのは、コルク抜きの様な立派な角を持つマーコール(ウシ科ヤギ属)という動物です。ボスらしき大きなマーコールから、元気に走り回る子供のマーコールまで、約20頭ほどの大所帯です。
マーコールの岩山の隣は、カメのコーナーです。イシガメ、クサガメ、アカミミガメ、そしてあぁ恐ろしや、あのカミツキガメまでいます。このカミツキガメ、結構デカいです。
カメと同じエリアにいるのは、ニシトビ、フンボルトペンギン、チリーフラミンゴです。フラミンゴは15羽ほどいました。
フラミンゴ舎の向かいにはシマウマ(ハートマンヤマシマウマ)がいます。立派なタテガミがとても印象的でした。
シマウマの隣にはカメ舎があります。こちらは比較的大型のカメたちのコーナーです。1枚目がホウシャガメ、2枚目がアカアシガメです。3枚目の写真の大きい方はアルダブラゾウガメで、人間が余裕で乗れるぐらい大きなカメでした。隣にいる小さめのカメは、アルダブラさんの後について歩いていて、まるで子分の様なケヅメリクガメです。他にホルスフィールドリクガメがいますが、今はバックヤードで冬眠中との事でした。
カメ舎の隣には3頭のラマがいます。1枚目が父親のタイタンで、白毛の個体が母親のナン、茶毛の個体が2020年11月に生まれた女の子です。名前は確認中です。紹介ボードに載っているケイトちゃんは、2020年10月に姫路セントラルパークへ引っ越しましたので、現在は3ラマ家族という事ですね。
ラマ舎の裏側にはサルたちがいるサル舎と、キツネザルがいるレムール舎があります。
サル舎にはクモザル(1枚目)、フサオマキザル(2枚目)、ボリビアリスザル(3枚目)がいます。
「レムール」というのはキツネザルの総称との事です。レムール舎には、クロキツネザル(1枚目)、エリマキキツネザル(2枚目)、ブラウンキツネザル(3枚目)、ワオキツネザル(4枚目)がいます。クロキツネザルは残念ながら背中のみの写真となりました。エリマキキツネザルはお休み中でしたので外部サイトからの画像になります。
サル舎の隣にはホンシュウジカがいます。シカさんでごった返しています。鹿の角は毎年生え変わるのですが、年を追うごとにどこまで成長するのかが分かる展示(3枚目)もあって分かりやすかったです。
ホンシュウジカの向かいには、私が大好きなロバがいます。優しい目が特に好きです。
食事の途中でふと何かを思い出したのか、バックヤードにいる飼育員さんを呼んでいました。とても可愛いかったです。
ところで皆さんはロバの鳴き声ってご存知でしょうか?(初めて聞いた時は衝撃でした)ヒヒ~ンじゃないんですよね。聞いてみたい方はこちらからどうぞ(音量注意) ※ロバ(かぐや)は2024年1月に亡くなりました。2024年7月25日時点でロバはいません。
ロバのお隣さんはヤギたちです。茶色のタンゴ君と白色のライちゃんがいます。個性たっぷりの2頭のやりとりにホッコリさせられます。
ヤギの隣には小動物舎があります。小動物舎はテンジクネズミ(モルモット)から始まります。群れたり散ったりワラワラと楽しそうで、30匹以上はいるように見えました。
テンジクネズミの隣には、私には今ひとつ区別がつかない動物たち3種が続きます。ケープハイラックス(1枚目)、ミーアキャット(2枚目)、オグロプレーリードッグ(3枚目)です。 ※ケープハイラックスは2023/4/10に最後の個体が死亡しました。
プレーリードッグの次は鳥類コーナーです。オオタカ(1枚目)、チョウゲンボウ(2枚目)、アカオヒメシャクケイ(3枚目)と続きます。
現在、鳥インフルエンザ対策用のプレートが全面に貼られているため、撮影にはかなり苦労しました。(チョウゲンボウは前回訪問時の写真です。)肉眼でもプレートに景色が反射して見えにくい状況になっていますが、対策のおかげで鳥さんたちにとっては安心ですね。
テンジクネズミなどがいる小動物舎の正面には独立したインコ舎(画像6枚目)があり、とても元気なインコが10種ほどいます。こちらも鳥インフルエンザ用の透明プレートで覆われています。
インコ舎にはヨウム、コバタン、シロビタイムジオウム、オオホンセイインコ、ルリコンゴウインコ、ミドリコンゴウインコ、パナマボウシインコ(キビタイムジオウム)、キエリボウシインコ&アオボウシインコがいます。
インコ舎の隣にはキジ舎があり、5種類のキジ科の鳥たちに会う事ができます。(こちらも透明プレートに囲われています)
インドクジャク、パラワンコクジャク、ハイイロコクジャク、ベトナムキジがいます。
さて動物紹介のラストを飾るのは、キジ舎の向かいにある小獣舎です。ここではハクビシン、ニホンアナグマ、ホンドタヌキに会う事ができるのですが、残念ながらハクビシン(1枚目)は奥の方でお休み中のため会えませんでした。ニホンアナグマ(2枚目)は葉っぱに埋もれていてお尻らしき部分だけが出ていました。ホンドタヌキ(3枚目)はご覧の通り、とっても可愛かったです。
そして、いよいよ夢見ヶ崎動物公園の一番奥までやってきました。
駐車場近くの広場からの景色も良かったのですが、こちらには富士見デッキと呼ばれる見晴らし台(1枚目)があり、天気が良ければ富士山も見えるそうです。ここにもトイレがあり、すべり台もあってちょっとした公園の様になっています。
さて、夢見ヶ崎動物公園の現地レポートはいかがでしたでしょうか?
豊かな自然に囲まれた落ち着いた雰囲気がとても気に入りました。楽しくて可愛い動物たちが多く、充分に見応えのある動物園だと思います。可愛いネコちゃんもお迎えしてくれますよ。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
それでは皆様、どうぞお元気で!
~ あとがき ~
これはヤギ舎の入り口にあるアメリカアカリスがいるリス舎なのですが、リスの動きがちょこまかちょこまかとあまりにも速く、カメラワークが全く追いつけず結局リスを撮影する事ができませんでした。悔しいぞ~! もちろん再挑戦します!
待っているんだぞ、リスちゃん!!
・・・ おわり ・・・